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新国立競技場のデザイン 決定 [新国立競技場]

本日(12月22日)のつぶやき

新国立競技場デザイン 決定

日本スポーツ振興センター(JSC)は、19日、AとBの2案の「技術提案書」について最終審査を行い、
審査委員会の採点結果を踏まえた上に国民やアスリートの意見を参考に行い、A案のデザインを決定した。

それを受けて22日午前開かれた関係閣僚会議でA案が了承された。

A案
イメージパス1.JPG

安倍晋三首相は
「世界の人々に感動を与えるメインスタジアムそして次世代に誇れるレガシー(遺産)にする。そのため引き続き全力で取り組んでいただきたい。」と記者団に話した。

遠藤利明五輪担当相は
新国立競技場が2020年東京大会のメインスタジアムとして世界の人々に感動を与え、国民の皆さんに喜んでもらえるよう着実な整備を図り大会を成功に導きたい。」と記者団に話した。







A案は “和の大家”の建築家の隈研吾氏の設計である。

隈研吾氏は「自然素材を使った建築が有名で特に木材を多く使い、和をイメージしたデザインが特徴」である。
決定後のインタビューに
「設計初動段階で皆さんの意見を聞きたい。使う方や近隣の方の話を聞いてみんなで作るスタジアムにしたい。」と隈研吾氏は、答えているそうだ。
このことを大事にしてほしい。

総工費は、整備計画見直し後に上限とされた1550億円を約60億円下回る1489億円余り。
2016年12月に着工し、2019年11月末に完成する予定である。

総工費は、
2012年ロンドン五輪 建設費 約650億円
2016年リオネジャネイロ五輪 改修費 約490億円
に比較するとかなり高い。
極力安くするように検討願いたい。

A案について
「緑を生かしているのが評価につながっているのかなというのがありますね。また日本的なモチーフということでいわゆる“寺の屋根をモチーフ”にしているということで非常に分かりやすい。」と建築エコノミストの森山高至氏はコメントしている。

審査結果は、下記である。
A案の合計点:610点(980点満点)
名称:「杜のスタジアム」
コンセプト:「木と緑のスタジアム」

B案の合計:点602点(980点満点)
名称:「杜のスタジアム」
コンセプト:「21世紀の「新しい伝説」」

技術提案等審査委員会の審査結果
審査結果.JPG


大きな差がついたのは工期短縮の項目(27点差)である。
決して工期遅れがあってはならない。

A案には3つの工夫がある。
1.風の通り道
風のおおひさし.JPG

2.観客席の工夫 
大会は、1層32段約1万5000席  2層17段約1万6500席  3層22段約2万8500席 計約6万席で行うが
大会終了後、1層スタンド先端に新設で約2万席分をオーバーレイし、約8万席に転換できサッカーのワールドカップを招致できるような計画となっている。

また、3層スタンドの角度は、約34度程度で見やすさや臨場感があるようだ。
ちなみに札幌・大倉山のジャンプ競技場のジャンプ台のアプローチ部分の斜度が35度(最大)である。
バックスタンド.JPG

3.屋根の工夫
和を強調した屋根(鉄骨と木材を組み合わせたハイブリッド構造)で
斜めのラチス材は国産スギ、下弦材は国産カラマツを使用し、見た目に和を感じさせるようになっている。
木と鉄のハイブリッド屋根.JPG

特徴として
1階は、
大地の杜、彩のある木を配し、渋谷川の”せせらぎ”を再現し、日本の山里の景観を創出している。
せせらぎ.JPG
2階、3階は、
風のテラスと風の庭で
枯山水の庭を配し、桜・紅葉・雪景色などの四季折々の映像を投影する。
3階.JPG

5階は、
空の杜と展望スペースで
季節感のある植栽を配した散策路があり、神宮外苑の四季折々の眺望を楽しむことができる。
5階空の杜.JPG


イメージパス2.JPG

すばらしい新国立競技場が見られる!
完成が非常に楽しみである。
東京五輪を皆で盛り上げていこう。








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