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意外と知らない?胃腸の役割と気をつけたい病気(1/2) [健康]

意外と知らない?胃腸の役割と気をつけたい病気(1/2)

春から初夏にかけては、胃腸に負担がかかりやすいシーズンです。
寒暖差や生活環境の変化などで自律神経が乱れやすく、胃腸に
不調が出やすいようです。

胃から大腸までの「消化器」について学びましょう。

意外と知らない消化器の役割や気をつけたい病気などを
専門医に伺いました。


1.食道
食べ物が口から入り外に出るまでの時間は、
約24~48時間、距離にすると約9mあります
食べ物が飲み込まれて、
その後に進んでいく部分にあるのが「食道」です。

<食道の役割>
食道は、歯磨き粉をチューブから絞り出すように
筋肉を収縮させて、食べ物を胃の方に送ります。
そのため、たとえ無重力空間であっても
飲み込んだ食べ物は胃に到達します。
この時の筋肉の動きを
蠕動(ぜんどう)運動」といいます。

<気をつけたい病気「逆流性食道炎」>
逆流性食道炎とは、
ゲップや咳などがきっかけで胃酸が食道に逆流し、
それによって食道が炎症を起こしてしまう病気です。
放置して慢性化すると、
食道がんのリスクが上昇してしまうようです。
脂肪分の多い食事は、胃酸が分泌されやすく
逆流性食道炎になりやすいそうなので、
日頃から食事に気をつけましょう


2.胃
食道をさらに進んで行くと「胃」があります。
<胃の役割>
胃の大きな役割は、
食道から送られてきた食べ物を
強い酸性の胃酸と混ぜ合わせて消化(食べ物を分解)し、
腸へ送り出すことです。
食べ物は、胃で3~6時間ほど停滞するようです。

<気をつけたい病気「慢性胃炎」>
生活習慣などが乱れると、
さまざまな胃の病気になる事があります。
そのうちの1つが、慢性胃炎です。
胃の粘膜が炎症を繰り返すことで起こる病気で、
主な原因はピロリ菌の感染だと考えられているようです。
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<気をつけたい病気「胃がん」>
胃がんは、慢性胃炎を放置すると発症しやすいとされ、
塩分の多い食事や喫煙、過度な飲酒などの生活習慣も
要因となります。
初期の状態だと自覚症状がほとんどないため、
早期発見が難しいのだとか。
日本消化器がん検診学会によると、
自覚症状がなくても50歳以上の人
2年に1回の内視鏡検査を推奨しています。

<気をつけたい病気「機能性ディスペプシア」>
機能性ディスペプシアとは、
胃痛などの症状が慢性的に続いているにも関わらず
内視鏡検査などでは原因が見つからない病気で
先生によると、その原因の多くはストレスとのことです。
胃の働きは自律神経によって制御されていますが、
ストレスを感じると自律神経が乱れて
胃の蠕動運動が弱くなり、
胃痛・胃もたれ・お腹が張るなどの不調が起きると
考えられているようです。
機能性ディスペプシアを予防するために大切なのは、
バランスの良い食事を朝昼晩食べることです。
睡眠を6時間以上とることです。
そして、医師との信頼関係も大切です。

<「機能性ディスペプシア」セルフチェック>
下記の項目に1つでも当てはまる場合、
そしてその不調や症状が1か月以上続いている場合は
機能性ディスペプシアの可能性があります。

・少量しか食べていないのにすぐ満腹になる
・食後 胃がもたれたり重くなったりする
・みぞおちあたりに痛みがある
・強いストレスを感じる事がある
・スパイスのきいた辛いものを好むようになった

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