「がん」を早期発見・早期治療しましょう [健康]
本日(2月11日)のつぶやき
「がん」を早期発見・早期治療しましょう
日本人の2人に1人が
一生のうちにかかる病気「がん」。
老衰や心疾患を抑えて、日本人の死因第1位ですが、
早期発見・早期治療をすれば9割は治る病気と
いわれています。
しかし、がん検診の受診率は平均50%以下です。
最近は新型コロナウイルスの影響でさらに減り、
例年なら早期で発見できるはずのがん患者数千人の
診断が遅れる恐れがあるそうです。
1.「がん」とは?
健康な人でも身体の中ではがんになり得る細胞が
1日に5000個以上生まれています。
免疫細胞が
その都度それらを退治してくれていますが、
免疫力が低下し免疫細胞が戦いに敗れると、
がん細胞が体内に留まり増殖して塊(腫瘍)に
なってしまいます。
2.健康診断とがん検診の違いは?
<健康診断>
健康診断は、自身の健康状態を検査し病気の兆候が
ないかを調べます。
<がん検診>
がん検診は、文字通り、がんがあるかないかを調べる
検査。
がんを早期発見・早期治療することで
死亡リスクを減少させることが目的です。
3.早期発見・早期治療が大切
60歳以上になるとがんになる確率が急激に
上がるそうです。
そのため、定年退職した後の年代の方は
特に注意が必要です。
がん検診の中でも、厚生労働省が推奨しているのは
「肺がん」「胃がん」「大腸がん」と
女性の「乳がん」「子宮頚がん」。
いずれも、各自治体によって費用が補助されて
いるので、小額で受診できます。
がんができはじめるのは一般に大体30代くらいから
といわれており、早期発見できるがんの大きさは約1cmで、
その大きさになるまで10~15年程度かかるといわれています。
そのため、40歳以上の方は健康に自信があっても
がん検診を受けた方が良いです。
4.肺がん検診方法
肺がんは、
がんによる死亡者数「男性1位」「女性2位」。
40歳以上の方は、
1年に1回胸部X線による肺がん検診を行うことが
推奨されています。
<検査方法>
・胸部X線検査
検査機器の前に立ち、X線写真を撮影。
撮影したX線写真を見て、色の濃さや臓器の形などに
異常がないか確認していきます。
もしも、病変があった場合はCT写真を撮りさらに
詳しく検査を行います。
5.胃がん検診方法
胃がんは、
がんによる死亡者数「男性2位」「女性4位」。
50歳以上の方は、2年に1回胃部X線か胃内視鏡の
どちらかの検査を受けることが推奨されています。
また、ピロリ菌に感染したことのある人や
慢性胃炎の人は、胃がんになりやすいと
いわれているので、精度の高い胃内視鏡検査が
オススメです。
<検査方法>
・胃部X線検査
検査時間は4~5分程度。胃を膨らませる発泡剤と
胃の中を見やすくするバリウムを飲みX線写真を
撮ります。
台の上で身体の向きを変えなければならず多少の
腕力が必要となるため、若い方にはオススメです。
ただし、バリウムは身体から排出されないと便が
詰まったり、腸に穴が開いてしまったりすることも
あるので、検査後は下剤を服用する必要があります。
・胃内視鏡検査
胃内視鏡検査は、口の中にカメラのついた管を入れて
いきます。胃の中が鮮明に映し出されるので、
がんなどの病変があった場合に高い精度で見つける
ことができます。
さらに、胃だけでなく十二指腸や食道の様子も
合わせて診てもらえるようです。
つらいイメージのある胃内視鏡ですが、リラックス
して上手く呼吸ができればそれほど苦痛は感じません。
負担をより軽減するために、病院によっては鎮静剤を
使って意識を低下させる方法や
鼻から挿入する経鼻内視鏡もあります。
6.大腸がん検診方法
大腸がんは、
がんによる死亡者数「男性3位」「女性1位」。
40歳以上の方は、1年に1回便潜血検査による大腸
がん検診が推奨されています。
<検査方法>
・便潜血検査
ブラシで便の表面を2日分採取し、便に血液が
混ざっていないかを調べます。
大腸に大きながんやポリープができると出血し
便に血液が混ざるため、このような簡単な検査で
済みます。
検査で陽性になった場合は精密検査として
大腸内視鏡検査を受けることになりますが、
大腸がんが見つかるのは陽性の人のうち
3%程度のようです。
7.乳がん検診方法
年間約1万4000人も亡くなっている乳がんですが、
早期発見なら9割以上が治るといわれています。
しかし、日本で乳がんの検査を受けている女性は、
先進国の中でも低く40%程度なのだとか。
早期発見のためにも、40代以上の女性は
2年に1回検診を受けましょう。
<検査方法>
・X線マンモグラフィ
乳がんの検診もX線で撮影しますが、乳房は脂肪が
多いので圧迫して薄く伸ばしがんができる乳腺組織を
より見やすくします。
そのため、乳房を挟む際に痛みを伴う場合が
あります。
月経前は乳房が張って痛みが増す場合があるので、
月経後に検査を受けるのがオススメです。
現在、神戸大学で「マイクロ波マンモグラフィ」と
いう世界初の検査機器が開発されています。
この検査機器は、乳房の表面を軽くなぞるだけで
乳房の中の様子を立体的に映し出し、がん細胞の
位置を特定します。
X線マンモグラフィでは見つけにくいがん細胞も
見つけられるようです。
近い将来、医療現場で実際に活用される予定です。
8.子宮頸がん検診方法
子宮頸がんは、子宮の入り口に発生するがんです。
子宮頚がんのピークは、30~40代ですが、
日本では20代の患者も増えてきています。
そのため、
20歳を過ぎたら2年に1回検査を行いましょう。
<検査方法>
・細胞診
婦人科で、細胞を採ってもらい検査を行います。
9.すい臓がん検診方法
厚生労働省が推奨する上記の5つのがん以外にも
注意したいのが「すい臓がん」です。
がんによる死亡者数は「男性4位」「女性3位」。
自覚症状が現れにくく進行が早いため、発見された
時には進行していることが多いようです。
糖尿病・肥満・タバコを吸う人は、
すい臓がんになりやすいといわれています。
<検査方法>
・腹部超音波検査
検診の方法は腹部の超音波検査。
すい臓の他に腎臓・肝臓・胆のうなども確認するの
で、腎結石や脂肪肝なども見つけられるそうです。
早めに検査し、安心して生活できるように
しましょう。
「がん」を早期発見・早期治療しましょう
日本人の2人に1人が
一生のうちにかかる病気「がん」。
老衰や心疾患を抑えて、日本人の死因第1位ですが、
早期発見・早期治療をすれば9割は治る病気と
いわれています。
しかし、がん検診の受診率は平均50%以下です。
最近は新型コロナウイルスの影響でさらに減り、
例年なら早期で発見できるはずのがん患者数千人の
診断が遅れる恐れがあるそうです。
1.「がん」とは?
健康な人でも身体の中ではがんになり得る細胞が
1日に5000個以上生まれています。
免疫細胞が
その都度それらを退治してくれていますが、
免疫力が低下し免疫細胞が戦いに敗れると、
がん細胞が体内に留まり増殖して塊(腫瘍)に
なってしまいます。
2.健康診断とがん検診の違いは?
<健康診断>
健康診断は、自身の健康状態を検査し病気の兆候が
ないかを調べます。
<がん検診>
がん検診は、文字通り、がんがあるかないかを調べる
検査。
がんを早期発見・早期治療することで
死亡リスクを減少させることが目的です。
3.早期発見・早期治療が大切
60歳以上になるとがんになる確率が急激に
上がるそうです。
そのため、定年退職した後の年代の方は
特に注意が必要です。
がん検診の中でも、厚生労働省が推奨しているのは
「肺がん」「胃がん」「大腸がん」と
女性の「乳がん」「子宮頚がん」。
いずれも、各自治体によって費用が補助されて
いるので、小額で受診できます。
がんができはじめるのは一般に大体30代くらいから
といわれており、早期発見できるがんの大きさは約1cmで、
その大きさになるまで10~15年程度かかるといわれています。
そのため、40歳以上の方は健康に自信があっても
がん検診を受けた方が良いです。
4.肺がん検診方法
肺がんは、
がんによる死亡者数「男性1位」「女性2位」。
40歳以上の方は、
1年に1回胸部X線による肺がん検診を行うことが
推奨されています。
<検査方法>
・胸部X線検査
検査機器の前に立ち、X線写真を撮影。
撮影したX線写真を見て、色の濃さや臓器の形などに
異常がないか確認していきます。
もしも、病変があった場合はCT写真を撮りさらに
詳しく検査を行います。
5.胃がん検診方法
胃がんは、
がんによる死亡者数「男性2位」「女性4位」。
50歳以上の方は、2年に1回胃部X線か胃内視鏡の
どちらかの検査を受けることが推奨されています。
また、ピロリ菌に感染したことのある人や
慢性胃炎の人は、胃がんになりやすいと
いわれているので、精度の高い胃内視鏡検査が
オススメです。
<検査方法>
・胃部X線検査
検査時間は4~5分程度。胃を膨らませる発泡剤と
胃の中を見やすくするバリウムを飲みX線写真を
撮ります。
台の上で身体の向きを変えなければならず多少の
腕力が必要となるため、若い方にはオススメです。
ただし、バリウムは身体から排出されないと便が
詰まったり、腸に穴が開いてしまったりすることも
あるので、検査後は下剤を服用する必要があります。
・胃内視鏡検査
胃内視鏡検査は、口の中にカメラのついた管を入れて
いきます。胃の中が鮮明に映し出されるので、
がんなどの病変があった場合に高い精度で見つける
ことができます。
さらに、胃だけでなく十二指腸や食道の様子も
合わせて診てもらえるようです。
つらいイメージのある胃内視鏡ですが、リラックス
して上手く呼吸ができればそれほど苦痛は感じません。
負担をより軽減するために、病院によっては鎮静剤を
使って意識を低下させる方法や
鼻から挿入する経鼻内視鏡もあります。
6.大腸がん検診方法
大腸がんは、
がんによる死亡者数「男性3位」「女性1位」。
40歳以上の方は、1年に1回便潜血検査による大腸
がん検診が推奨されています。
<検査方法>
・便潜血検査
ブラシで便の表面を2日分採取し、便に血液が
混ざっていないかを調べます。
大腸に大きながんやポリープができると出血し
便に血液が混ざるため、このような簡単な検査で
済みます。
検査で陽性になった場合は精密検査として
大腸内視鏡検査を受けることになりますが、
大腸がんが見つかるのは陽性の人のうち
3%程度のようです。
7.乳がん検診方法
年間約1万4000人も亡くなっている乳がんですが、
早期発見なら9割以上が治るといわれています。
しかし、日本で乳がんの検査を受けている女性は、
先進国の中でも低く40%程度なのだとか。
早期発見のためにも、40代以上の女性は
2年に1回検診を受けましょう。
<検査方法>
・X線マンモグラフィ
乳がんの検診もX線で撮影しますが、乳房は脂肪が
多いので圧迫して薄く伸ばしがんができる乳腺組織を
より見やすくします。
そのため、乳房を挟む際に痛みを伴う場合が
あります。
月経前は乳房が張って痛みが増す場合があるので、
月経後に検査を受けるのがオススメです。
現在、神戸大学で「マイクロ波マンモグラフィ」と
いう世界初の検査機器が開発されています。
この検査機器は、乳房の表面を軽くなぞるだけで
乳房の中の様子を立体的に映し出し、がん細胞の
位置を特定します。
X線マンモグラフィでは見つけにくいがん細胞も
見つけられるようです。
近い将来、医療現場で実際に活用される予定です。
8.子宮頸がん検診方法
子宮頸がんは、子宮の入り口に発生するがんです。
子宮頚がんのピークは、30~40代ですが、
日本では20代の患者も増えてきています。
そのため、
20歳を過ぎたら2年に1回検査を行いましょう。
<検査方法>
・細胞診
婦人科で、細胞を採ってもらい検査を行います。
9.すい臓がん検診方法
厚生労働省が推奨する上記の5つのがん以外にも
注意したいのが「すい臓がん」です。
がんによる死亡者数は「男性4位」「女性3位」。
自覚症状が現れにくく進行が早いため、発見された
時には進行していることが多いようです。
糖尿病・肥満・タバコを吸う人は、
すい臓がんになりやすいといわれています。
<検査方法>
・腹部超音波検査
検診の方法は腹部の超音波検査。
すい臓の他に腎臓・肝臓・胆のうなども確認するの
で、腎結石や脂肪肝なども見つけられるそうです。
早めに検査し、安心して生活できるように
しましょう。
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